ディスカバリーチャンネルで人気のベア・グリルスが、かつて英国陸軍特殊部隊(SAS)に所属していた経験を活かし執筆したサバイバル本です。この本では、サバイバルの基本から、夏山や氷点下の環境、ジャングルなど、さまざまな状況に応じたサバイバルテクニックが網羅されています。驚くようなテクニックも紹介されており、「本当にこんなことができるのか?」と驚くこともあるかもしれませんが、そのサプライズもまた、この本の楽しみのひとつです。
ベア・グリルスのこの本では、サバイバルテクニックが余すところなく伝授されていますが、その一つ一つに強い説得力があります。それは、著者自身が実際に経験し、身をもって学んだものだからこそでしょう。おそらく彼が死にかけたことは、2、3度では済まないのではないかと思わされます。そんな根っからのサバイバーである彼が、サバイブするために必要な最も重要な要素として最後に挙げているのが「生きようとする意志」です。少し身も蓋もない結論に感じるかもしれませんが、体験者だからこそ語れるリアルな真実だと感じました。
1.基本
・「3つの3」極端な暑さ寒さのなかでも、3時間は死なない。水なしでも3日間は生きられる。食べ物がなくても3週間は生き延びられる。
・「PRWF」身を守る(Protection)、救助される(Rescue)、水(Water)、食べ物(Food)の順に重要。
・下痢は些細なものでも脱水を起こし、体力を消耗する。
・シェルターやキャンプしている場所には、絶対に食料を置いてはいけない。
・水が少ない時には肉の食べ過ぎに注意。(タンパク質の消火には水が必要)人間の体は70%が水分である。
・汚染された水を飲むことは、全く水を飲まないよりも悪い結果をもたらす。危ないと思ったときには、どんな水でも10分以上煮沸する。雨水は飲んでも安心。
・外傷では細菌感染に注意する。死に至る恐れもある。
・どんなサバイバル状況であれ、シェルター作りを優先する。
・人間は深部体温を37度前後という非常に狭い範囲に保つ必要がある。
・皮膚は人体でもっとも大きな器官である。どんなことをしても皮膚を守る。
・朝にブーツを履く前には、ふったほうが良い。他の服もすべて調べる。
・海水は絶対に飲んではいけない。腎臓を傷める。(塩分が血液の3倍の濃さ)
・細流はやがて川になり、川はいずれ人間の住む場所へたどり着く。
2.本書に出てくる食べられるものリスト
・ウサギ
・ヘビ
・トカゲ
・鳥
・魚
・カブトムシ
・蠕虫
・ウジ
・ナメクジ
・シロアリ
・イナゴ、バッタ
・コオロギ
・サソリ
・ウミガメ
・プランクトン など・・・
3.温度管理
・靴下は濡らさない(体を温めるためには乾いた靴下を履く)
・肉体と装備を乾いたままに保つ(汗にも注意)
・風は命を奪う第一の原因
・氷点下環境でも1日1ℓの水分を補う必要がある
4.自然の危険要因
・ハイイログマ
・毒ヘビ
・サソリとクモ
・ハチ
・サメ
・クジラ
・クラゲ(ハコクラゲ)
・蚊 など・・・



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