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より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

隣人が発した「こんなにものはいらない」という言葉がきっかけでミニマリストになり、人生が変わったと著者は述べています。アメリカでは、平均的な家庭には約30万個の物があるとされ、全家庭の約10%がレンタル倉庫サービスを利用しているというデータがあります。ミニマリズムは単なる節約とは異なり、より豊かな生活を実現するものであると著者は強調しています。最も大切なものを最優先し、それを妨げるものは全て排除することが、ミニマリズムの本質だと説明しています。

本書は、ミニマリズムの魅力を伝える内容であり、単に物を減らすことを推奨しているわけではないことを明確にしています。これは、豊かに生きるための一つの手段としてのミニマリズム哲学について述べたものであると紹介するのが適切です。著者自身、元々は多くの物を所有していた側にいたため、ミニマリズムとは正反対の立場でした。このような背景を持つ著者が書いたこの本は、読者に共感を呼ぶ部分が多く含まれています。また、ミニマリズムを取り入れる際のステップや留意点も紹介されており、初心者でもこの本を通じてミニマリズムの考え方を実践できるような具体的な内容が含まれています。

・自分らしいより少ない生き方を見つける
ものを減らすことは、そのまま何かを学ぶ過程でもある。実行しながら学習していく意識が大切。

・消費社会の罠を知り尽くす
物欲は太古の昔からずっと人間の弱点であった。広告業界は意図的に消費と幸せを結び付けた。広告業界に協力したフロイト派の精神分析医のアーネスト・ディヒターは「人々のニーズや欲求は、ある程度まで継続的に刺激する必要がある」と述べている。必要ないものを見た時に「これはいらないものなんだ!」と感じる解放感を味わうことができるようになる。

・自分の中にある「欲しい」という気持ちを探る
私たちの暮らす社会では、見栄を張ること、物欲を満たすこと、私利私欲に走ることが普通の状態になっている。世間の普通と異なることを「恥ずかしい」と思う感情があれば間違っている。

・簡単なところからものを手放していく
人々がミニマリズムを始める前につまづいてしまう原因はいちばん捨てるのが難しいものから着手してしまう。まずは、簡単なところから始める。そうやって片づけるうちに、いちばん難しい場所に挑戦するスキルが身につく。自分なりの基準で順番にものを減らしていく。口で言うのと実際に行動するのは違う。以下は今すぐに進められるステップ。
 1.目標を紙に書く
 2.よく使う場所で、まず簡単な片づけから始める
 3.一部屋ずつ回って不要品をどんどん集めていく
 4.2つ以上あるものは1つだけ残してあとは処分する
 5.周りに話すことでモチベーションを維持する

・どうしても手放せないものと向き合う
本は処分するのが難しいアイテムのトップ5に入る。この先、定期的に読むことがあるかどうかという基準で考える。著者が本を処分できなかったのは、知的な読書家という印象を与えたかった。見栄を張りたかっただけだと分かった。

・少ないもので暮らす実験をする
たいていの人は少なすぎる状態を体験したことがない。自分にとっての正しいバランスを知るには、多すぎる状態と少なすぎる状態の両方を体験してみなければならない。そうすれば、自分にとっての「十分」を発見することができる。例えば「パッキングパーティ」という実験。それは、マンションになるものをすべて箱に詰め、何かが必要になったら箱から出すというルールだった。しかし、2週間が過ぎてもほとんどのものが、まだ箱に入ったままだった。

・より少ない生き方を維持する
ミニマリストになる決心をしたとしても、すぐに家族の理解を得られることを期待しない。(家族に押し付けない)本人の許可を取らずに人のものを処分することは絶対にやらない方がよい。(家族との関係の方が、ものを減らすことよりもずっと大切)
以下の5つの習慣を身につければ、もう大量のものを抱え込んでいた昔の自分に戻ることはない。
 1.毎日、片づけと掃除を行い、きれいな状態を維持する
 2.「一定期間は買わない」という実験を行う
 3.テレビを見る時間を減らす
 4.贈り物の習慣を見直す
 5.訓練で感謝する心を身につける

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