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近畿地方のある場所について 著:背筋

本書は「じわる怖さの最高峰」といえます。軸となる構成は、ライターである語り手と出版社で働く小沢くんがオカルト専門誌を書き上げるべく調査を進める内容となっています。そして、2人はある場所に関する異変や怪奇現象にいきつきます。

本書では、ある場所一帯にまつわる不気味な話がショートストーリーとして多数散りばめられています。このストーリーは時系列や登場人物の年代、環境に統一感はないのですが、部分部分で何か共通するものがあります。これは伏線として仕込まれたものであることが分かります。

また、ショートストーリーが不気味な内容なものばかり。謎も多いため、微妙な共通項も相まって読者の創造を掻き立てます。

本書に出てくるホラー作家の女性と、老人男性が放った一言が印象に残っています。
「幽霊は人の恐怖心が生み出す」
「神様でも仏様でも化け物でも、みんなが知っとらんと薄れてしまうんや。だから忘れられそうになったら悪さして自分の存在を知らしめる。」

そして、最後には以下一文で締めくくられる。
  「見つけてくださってありがとうございます」

本ページで紹介している書籍は以下で購入可能です

近畿地方のある場所について
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