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野火 著:大岡昇平

戦争文学の金字塔と呼ばれている本作は、極限状態に陥った人間の心理をリアルに描き、そして生きるとは何かということを読者に突きつける作品です。そして、倫理観というものは外部環境で容易に覆るものなのだと感じさせられます。

・レイテ島の敗戦を経験した日本兵である田村一等兵は肺病を患ってしまう。そのことにより、田村は分隊から見捨てられてしまう。「病気は治癒を望む理由のない場合何者でもない」という境地に至る。
・何の感情も伴わない純粋な映像を思い出す夜を迎え、「戦場にあっては、或いはこれが最も正しいものの見方であるかもしれない」と感じる
・米軍の砲火をうけ「彼らは殺される瞬間にも誰が自分の殺人者であるか知らない」という事実が滑稽に映った。
・田村は孤独であった、恐ろしいほど孤独であったと言う。
・田村が生きていたのはたしかであった。しかし、彼には生きているという意識がなかった
・レイテ島で出会った日本兵の永松が同胞の肉を食べていたことを知る。そして、人間はどんな異常な状況でも受け入れることができるものであるということが分かる。
・上記の状況を経験し、6年の月日が流れた。そして、彼は精神病院で生活をすることになっていた。また、田村には記憶が抜けているところがある。彼はその間どのような生活をしたのだろうか。
・人は要するに死ぬ理由がないから生きているにすぎない
・戦争を知らない人間は半分は子供である

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野火
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