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きみのお金は誰のため

本書はお金の正体について以下3つの謎を示して解明し、お金の奴隷から解放されるための本であると述べています。
1.お金自体には価値がない
2.お金で解決できる問題はない
3.みんなでお金を貯めても意味がない


著者は過去16年間ゴールドマン・サックスに勤めるなど、金融業界に身を投じてきた方です。そのような方がお金の本質を説いたこの本書は説得力があります。本の構成はストーリー形式を主としており、説教臭さはなく、伝えようとされていることがスッと入ってきます。本書を通して心に刻まれるのは、日々の生活や人生で最も重要なものはお金ではなく「人」であること、また、お金は人間同士がより助け合いできるようにするための調整ツールであり、あくまで脇役であるという真理です。

本書の構成とポイントは以下。

1.お金自体には価値がない
お金は国の税金制度によって必要とさせられている。(税金を払わないと罰せられる仕組み)現にお金は毎年30兆円ほど日本銀行(国)によって燃やされており、国がお金の価値を調整しているという事実がある。

2.お金で解決できる問題はない
あくまで問題を解決するのは「人」。お金の向こうには必ず「人」がいる。お金はあくまで選ぶ力を持つのみ。過去に歴史で発生したハイパーインフレはお金こそが力だと信じ込んだ人間の愚かさの象徴的な出来事。

3.みんなでお金を貯めても意味がない
年金問題はお金が足りないのではなく、少子化によって生産力が足りなくなることが問題の本質である。解決策はお金を貯めることではなく、1人あたりの生産力向上や少子化の食い止め。全体ではお金は増えないため、個人が増やそうとするとただの奪い合いになってしまう。

4.退治する悪党は存在しない
金銭的豊かさと生活の豊かさの格差は異なる。生活の豊かさの格差縮小に寄与した人が金銭的豊かさを得ている。働くことはお金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つことである。

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