身体づくりの三本柱「運動・栄養・休養」のうち、本書は「休養」に焦点を当てています。トレーニングをしている方だけでなく、日々のパフォーマンス向上を目指すすべての人にとって、有用なエッセンスが詰まった一冊です。人生という長い道のりを健やかに走り抜くために、ぜひ読んでおきたい本です。
「トレーニングの起点は休養にあり」人間にとって、一番の休養は睡眠。一方、日本人の平均睡眠時間は先進国のなかで最も短い水準。脳の疲労を根本的に回復できるのは睡眠しかない。
→「睡眠を削れば、今日は延びるが、明日が縮む」「時間を作ったつもりが、生産性と寿命を削っていた」
身体づくり、人生は短距離走ではない。10年間戦い続ける人が最後に勝つマラソン
「休んでも、案外筋肉は強くならない」
→6カ月、休みなく筋トレを続けたグループと、6週間、筋トレを行ったら3週間休むグループを比較したところ、筋肉量や筋力の伸び率は同様であった。
※「オフ恐怖症」になってはいないか
疲労と向き合い、回復の質を上げるアプローチが必要になってくる。(アクティブレスト:積極的休養)
-毎日7~8時間以上の質の高い睡眠
-血流を促す程度に軽い有酸素運動やストレッチ
-タンパク質やビタミンをはじめとした必要な栄養素の補給
-負荷と回復のバランスを考慮したオーバートレーニングを防ぐトレーニング計画
-精神をリラックスさせるオフの過ごし方
メンタルはフィジカルからのアプローチでハックできる(内分泌器官と神経系の疲労はメンタルに大きく作用)
「寝ると絞れる」
→睡眠の質が低下するとストレス系が活性化。ストレスから身を守ろうとして脂肪や水分を溜め込む。
→活力の低下から日中の活動量が減少
睡眠時の行動原則「いかに脳に仕事をさせないか」(身体各部位からの感覚刺激を極限まで減らすことで脳への入力を少なくす)
論文を読むなどの「知的活動」が眠気を誘う
-自分の意識を”外の不安”から”内側の静かな集中”に切り替える
昼寝は「寝不足を補う代替手段」ではない。夜に十分な睡眠がとれている人でも上手に取り入れることで、午後の集中力や判断力、身体能力が回復し、仕事や勉強、そして運動にも高いパフォーマンスが望める。
栄養補給について、満足感をつくり出すために食品重量に着目する。
→味覚だけでなく、胃の物理的刺激への意識
調味料は食事の質を左右する要素のひとつ
→特に「塩」は、同じ「塩」でも栄養素の内訳が全く異なる
(自然塩はミネラル群、精製塩はナトリウムが主成分)
発汗を促して水分を溜め込まないようにする方法
→登山(長時間の有酸素運動)
DHA、EPAは筋肉痛に対して抑制的に働く可能性が高い(筋トレ後のケア)
「1.5倍頻度トレ」に注意(当日の夜にトレーニング、その後翌日午前中にトレーニング)
→神経系の疲労が抜けない状態でのトレーニングとなるため、最大パフォーマンスが出せない
時短トレーニングの充実化
①セット間のインターバルを短くする
②可動域を広く取る
筋トレ依存
→「筋肉醜形恐怖症」という精神疾患に注意(必要以上に自分を追い込む行為)


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