人類の「知」は、単に量的に拡大してきただけでなく、「さまざまな法則」の発見や、「言葉」や「数」といった抽象的な概念の発展も遂げてきました。著者は、こうした発見や発展は、すべて抽象化の成果であると述べています。
一方で、抽象化にはデメリットもあると著者は指摘します。本書では、トレーニング方法にとどまらず、「具体」と「抽象」という思考の枠組みや、それぞれの利点と欠点についても丁寧に解説されています。
抽象化・・・ごく少数の言葉や図形で森羅万象を説明すること ※Why
具体化・・・選択肢や変数を絞り込んでいく(自由度を下げる) ※How
問題解決の3パターン
①具体→具体の解決 ”表面的問題解決”
②抽象→抽象の解決 ”机上の問題解決”
③具体→抽象→具体の解決 ”根本的問題解決”
抽象化の例
「お金」・・・具体的な個別のもの(物々交換)から象徴的なものへ
※抽象化の産物”
抽象化のプロセス
「まとめて一つにする」こと(分類)
例:図形の集合に対して「形」という視点で分類
マジックミラーの法則
「上から下は見えるが、下から上は見えない」(常識にとらわれているか否か)
コミュニケーションギャップ
見ているところが違う
・縦の要素・・・抽象化の差
・横の要素・・・知識、経験の差
レッテルを貼る
・他人・・・一般化して抽象化
・自分・・・特別視して具体化
※入れ替えて考慮に入れるくらいが良い
本質とは
抽象化の産物 → 自分に都合の良い性質だけを取り出して解決してしまう
※抽象化のメリットでデメリットを全て踏襲している。
前提条件を明確に(どういう条件、どのような目的)
仕事に置き換える
顧客・・・抽象的依頼に具体的な知識をもってベストな着地を示す。具体的な依頼には抽象度の高い本来のニーズに戻したうえで再度ベターな解決策を示す。
ITの世界
「川上」側に移行する動きが重要になってきている。思考回路の転換(具体→抽象)が必要


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