欧米社会の根底にある思想、すなわちユダヤ教やキリスト教の基礎を築いたベストセラー書『聖書』の内容を、イラストとともにわかりやすく紐解いています。ユダヤ教やキリスト教に普段なじみのない日本の読者にとっても、「こういう内容だったのか」と物語の流れを自然に追うことができる一冊です。
<旧約聖書>
「天地創造」
神は天と地を創造した(最も重要な考え方)
「人類創造」
アダムとエヴァの誕生
「楽園追放」
禁断の実を食べる(神と人間の境界線を崩した)
「ノアの箱舟」
神が地上の混乱を見て全生物を洪水で滅亡させてリセットさせようとした。神への従順を示して次の世代の後継者を残した
「出エジプト」
神に導かれたモーセが圧政の苦しみからの解放を目指す
「十戒」
神の前にあって義に生きることができるように定められた律法(律法の精神)
「サウル王とダビデ」
古代イスラエル史上最高の王と称されるダビデは竪琴奏者としてサウル王の臣下として加わる。その後、軍事的な才能を発揮してやがてサウル王に代わる指導者となっていく。
「ソロモンの智慧」
神から与えられた智慧を発揮する。2人の遊女の赤子に関する訴えでは智慧が充分に発揮された例である。
「バビロン捕囚」
イスラエルの民をエルサレムからバビロンへ連行。ユダヤ教という新体制が始まることに。
<新約聖書>
「イエスの洗礼」
洗礼者ヨハネから洗礼を受ける
※洗礼・・・罪の赦しを受けること
「天国の鍵」
イエスが弟子ペトロへ与える。イエスがキリスト(救世主)であることを誰にも話さないように弟子に命じる。
「最後の晩餐」
イエスが裏切り者がいることを宣言
「イスカリオテのユダの裏切り」
イエスは逮捕されることになる。裏切りの理由は諸説あるが、金銭や土地が絡んでいるといわれている。ユダは後に失意に沈んで命を絶つ。
「イエスの復活」
イエスが亡くなってから三日目、墓が空になっており、弟子たちの前にイエスが再び現れる。
聖書の流れを知るとユダヤ教とキリスト教の関係についても考察することができる。イエスはユダヤ人であり、弟子もユダヤ教徒であった。しかし、イエスはユダヤ教の宗教指導者やローマ政府から反逆者とみなされて十字架の刑に処される。ここに対立構造が生まれている。キリスト教はイエスをキリスト(救世主)とするのに対し、ユダヤ教は認めることができないのである。


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